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診療を受けずに薬は出せません

[2019.12.22]

多くのみなさまは、社会保険(社保)または国民健康保険(国保)に加入していることと思います。これは世界的に見た場合、なかなかないすばらしい制度です。

最近は少なくなりましたが、窓口で「薬だけください」と高圧的な物言いをする患者様がまだいらっしゃいます。ちなみに「薬だけください」という申し出に対しては「診療を受けていただかない限り、薬だけ出すことはできません」と対応するようにスタッフに指示しています。こういう患者様は「どうして薬だけを出す事ができないのか」をご理解いただいていないからだと思いますので、以下にその理由を述べたいと思います。

理由は医師法で禁止されているからです。医師法第20条に無診察治療等の禁止があります。

医師法第20条(無診察治療等の禁止)
 医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方箋を交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証明書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。

 つまり、診察なしで薬を出したり、処方箋を交付するのは健康保険が使えないばかりか、医師法違反となります。

 上記医師法からもお分かりのように、診察なしで薬をもらうのは違反です。診察なしで「薬だけください」というのは、医師に「犯罪を犯してください」と言っていることなのです。時間がないからとか、病状が変わっていないからというのは理由にはなりません。それにもかかわらず数回にわたり「薬だけください」という患者様に対しては、不本意ではありますが今後の来院および診療をお断りせざるを得ないと考えています。

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