最近は急に寒くなったせいか、風邪をひいて発熱外来を受診する患者さんが増えています。web問診と実際の診察を通して（症状によっては抗原検査・PCR検査を実施）薬を処方しています。新型コロナウィルスに感染している患者さんの割合は、自院で診察している感覚からすると減りつつありますが、まだまだ油断できません。

ところで最近テレビなどで「2024年秋に保険証を廃止してマイナンバーカードと一体化」という報道を多く耳にします。マイナンバーカードで受診すると、クリニックにとって①保険資格の有無が簡単に確認できる②（患者さんが承認した場合のみ）患者さんが他院で処方された薬や健診の情報がわかる、という利点があります。“これから処方を考えている薬”と"すでに他院などで指示され服用している薬”の組み合わせによっては、効果が弱まったり／強まったり／副作用が強く出たりすることがあります。②はそういうことを未然に防ぎやすいです。これは患者さんにとってもメリットのあることだと思います。

当クリニックでは今のところ、オンライン資格確認は順調です。ただし新しいシステムですので、予期しないトラブルで患者さんをお待たせする可能性も否定できません。ここしばらくは、マイナンバーカード（保険証との紐付け済み）と保険証の2種類を来院の際はご持参ください。マイナンバーカードが何らかの形で上手く読み取れない場合、保険証で資格の有無を確認いたします。