新型コロナウィルス後遺症について
発熱外来で診察している感じでは、8月中旬の患者数をピークとしてやや落ち着いてきているようです。予約も以前より取りやすくなっています。
その代わり増えているのが、いわゆる“新型コロナ後遺症”です。WHO(世界保健機関)の定義によれば、新型コロナウイルスに罹患した人で、倦怠感、息切れ、思考力や記憶への影響などの症状が少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものとされています。
もし感染後なかなか身体の調子が戻らない場合は、こうした後遺症の影響かもしれません。その際は、かかりつけ医や新型コロナウイルス感染症の診断を受けた医療機関に相談するのが一番早いです。当クリニックでも「新型コロナ後遺症外来」を設置して治療に当っております。ただし患者さんにより症状が様々で、現時点では確立された治療法がありません。症状に応じた対症療法が基本となり、所定の医療費がかかります。
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