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時間帯予約制に関する正しい理解のために

[2023.03.13]

今年は花粉が大量に飛んでいるようで、当クリニックでも3月に入り花粉症で受診の患者さんが多くいらっしゃいます。

先日、予約時刻に遅れた患者さんからこんなクレームがありました。「予約時刻に行っても待たされることがあるのに、遅れると1時間以上待つとはどういうことだ!」と。

心情的には理解できるのですが、そもそも『時間帯予約制』は時刻を指定して診療のお約束をしているシステムではないのです。患者さんが予約した『時間帯』に診療できるようにと、採用したシステムなのです。例えば10時予約の患者さんは、10:00~10:30の間に診察室に入っていただけるよう、10時までにはお越しくださいとお話ししております。ですからその時間帯に遅れてしまった場合は、次の時間帯を予約された患者さんを先に診療するため、1時間以上お待ちいただいております。現状では急患などの対応もあり、達成率は70~80%です。このシステムの最終目的は『待合室の患者さんの人数を最小限にする=院内感染リスクを極力0に近付ける』ことです。私の感覚では、患者さんの平均待ち時間は、以前の順番制と比べ半減していると思います。

慢性疾患の患者さんの中には『時間ができたときに、自由に受診したい』と考えている方もいるかと思います。その場合は、予約制のない病院やクリニックの方がよいと思います。

 

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